鳥居清忠 髪梳き おんな十二題より 人物画 美人画 木版画 浮世絵 女性像 鳥居言人 新版画 アート 作品 解説 絵画 真作保証
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■作品解説:鳥居清忠、旧号鳥居言人は、歌舞伎絵の伝統を担う鳥居派に生まれ、小堀鞆音から大和絵と有職故実を、鏑木清方から近代美人画を学んだ画家。1929年に鳥居派八代目を継承し、昭和初期には伝統的な木版技術と同時代の女性風俗を結び付けた「言人版画」を展開した。
「髪梳き」は1933年頃に発表された図様で、本作は遺珠刊行会による「おんな十二題」の復刻木版。シリーズには「口紅」「化粧」「朝寝髪」「雨」など、女性の日常を捉えた十二の画題が収められている。
画面右側を占める黒髪の量感、左側から広がる花模様の着物、中央で交差する両腕によって、顔を囲むような緩やかな円運動が生まれている。髪は一本一本を細密な線で表しながら、全体では大きな黒い色面として機能。群青の背景と白い肌を鋭く対比させ、平面的な木版表現の中に身体の柔らかな立体感を引き出している。
櫛と薬指の指輪は、小さくも重要な物語的要素。単なる美人の肖像ではなく、身支度という私的な時間、新妻の生活、夫婦の親密さまで想像させる。露出によってではなく、髪に触れる仕草や伏せた視線によって艶を生む点に、清方系美人画の洗練と鳥居言人独自の感性が表れている。
江戸浮世絵の線、近代日本画の品格、昭和新版画のモダンな構成が交差した見応えのある美人版画。
■作家名:鳥居清忠
■作品名:髪梳き:鳥居清忠美人版画 おんな十二題より
■技法・ED:浮世絵
■サイン:刷込み落款、印
■作品サイズ:縦48cm×横32.8cm(シート寸)
■作品状態:概ね良好
■額サイズ:-
■額状態:-
■付属品・備考:紙タトウ
※額装イメージを6枚目に掲載しています。
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